kitispace 固定概念にとらわれない居心地の良い空間の作り方

不動産と建築に携わるインテリアコーディネーターの考え方を綴ります

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日当たりのいい部屋は辛い

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日当たりが良すぎる「タワマン」に住み、「サウナ地獄」に苦しんだ30代夫婦の受難という記事を読みました。

日当たりが良すぎる「タワマン」に住み、「サウナ地獄」に苦しんだ30代夫婦の受難(小島 拓) | マネー現代 | 講談社(6/6)

 

私も、普段、不動産業界に近いところにいるので、実はすごく納得の記事だったのでご紹介したいと思いました。

 

まず、日当たりが良すぎて苦しんだお話。これはもう、常々思います。

このブログでは、日当たりよりも、通気、空気が流れることを大切にした方が気持ちが良いと思いますというようなことを何度か書いてきたけれど、本当にそうなんです。

太陽の光、明るさをついつい重視される方が多いけど、それは暗いと、湿気やカビなどがイメージされるからって人も多いはず。

でも実は、窓からの光は、暑いです。もちろん冬はうれしい暖かさもありますが、多分、暑かったら、この記事のように、カーテンを閉めたいと思います。最近は紫外線対策に気をつける人も増え、なおさらカーテンを開けられない窓が増えてるかもしれません。それって、窓とカーテンの間の空気も停滞して、悪循環。

見かけませんか、窓に銀ピカのやつ貼りまくっているお家。きっと、暑いし、寒いんです。

やっぱり窓は、暑いし寒いんです。

その上最近は、異常な勢力の台風などもあります。戸建てとかだと、防犯も気になります。窓は多ければいいというものでもないかも、しれません、と、一度思ってみることがきっと大切です。

眩しくて暑くて、カーテン閉め切りで、いつも照明器具が点灯していたら、気持ちよさも半減しちゃいますね。

窓は、空気を流すための配置と、みたい景色を切り取るための配置、で考えることが大切なんじゃないかな、って思っています。空気の意味だと、ドアや壁位置も合わせて考えます。

風通しは一部屋で完結しようとすると、やっぱり窓だらけの部屋になるので、家全体で、空気が動かせる瞬間が作れる配置があればいい、と、思っています。

 

長くなってしまいましたが。

この記事は、どのエピソードもとってもリアルに起こっていることだと思います。特にこの記事では、マンションで暮らすことを選ぶにあたって、一度イメージしてみてもいい大切な心配事が並んでいました。

工事に入らせてもらったり、売買を横から見ていて、マンションは、いろいろな人と共有しているからこそ、もちろんいいところもあるけど、怖いこともあるなと常々思います。

管理組合の独裁、声の大きい人が得をする近隣関係、ルールが突然変わったり、そういう、マンションって怖いよな、って今まで思ってきたことが、書いてあり、うなずきながら読みました。

 

 

 

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