kitispace 固定概念にとらわれない居心地の良い空間の作り方

不動産と建築に携わるインテリアコーディネーターの考え方を綴ります

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窓から漏れる光を見るには明るくない場所もないと

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わたしは、日向よりもそよ風の吹く木陰な感じが好きです。ホッとします。

 

最近は窓の小さいおうちや、スリット窓だけのおうちもあったりしますが、わたしは窓を考える時風の通りを優先に考えたいです。ほかには、デザイン、明るさ、断熱、景色を見るなどなど、あるけれど。

 

でも、今日は明るさ、ひかりのことを書きたいと思います。笑

 

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照明器具の光でもおなじですが、光は、暗くないと見えないし、何かにあたらないとみえません。全体が煌々と明るいと、みえません。

なので光の広がりを楽しもうと思う場面では、窓だらけにするのは、少し違います。

それに、落ち着く、らしいです。や、わたしはもともとそう思っていたのだけれど、ちょっと前の建築知識を見返していたら、やっぱりそんな風に書いてありました。ガラス張りはかっこいいけど、なんだか落ち着かないなんてことありませんか。

 

 

建築知識2016年6月号

建築知識2016年6月号

 

余談ですが、この1冊はとても好きでした。大切にしていたことを、さらに噛み砕けた感じ。

 

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光の落ちる感じや広がる感じは、ある程度の壁があることで、映えます。きれいな壁もうまれます。

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もちろん窓を適した場所に絞ることで、コスト削減にもつながります。よく、西日が強すぎてすだれやなんかで塞いでしまっているお家を見かけますが、もしかしたら、そのまどは、いらなかったか、もっと小さくてもよかったかもなのです。

建築中の自宅もかなり窓の数は絞りました。笑

 

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内装が白系であれば、あかりは絞っていても広がります。それが心地よいような気が、します。もちろん電気をつけなきゃまーーーっくらというのもこまりますが、少しの光の漏れで、それが広がっていれば、それでいいやーくらいのおおらかな考えが好きです。

 

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奥に、ひかりがうつっています。奥の面がきれいな壁面なのもいいところです。窓のない壁は、雰囲気を作ってます。

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カーテン越しの外と、光の広がり。

 

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暗そうに見える写真担ってしまっているけれど、充分です。それから、見えるものが隣の家とか、ごちゃごちゃの電線とかなのであれば、すりガラス、型板ガラスもおすすめです。

 

本当の夜をさがして―都市の明かりは私たちから何を奪ったのか

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ルイス・バラガン 空間の読解

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とんぼの本世界の名作住宅をたずねるルイス・バラガンの家

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バラガンの光の漏れ方の計画がとっても好きです。

 

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