kitispace 固定概念にとらわれない居心地の良い空間の作り方

不動産と建築に携わるインテリアコーディネーターの考え方を綴ります

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広い部屋よりも何もなくできる部屋

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うちの和室は四畳半です。

でも、四畳半って小さな子供部屋みたいなイメージがあるかもしれないけど、小さな我が家で見るとなんか広いです。

家が小さいから?物が何もないからでしょうか。

 

 

今、マンションリノベーションの仕事をよくさせていただいているのですが、1つの考え方として、広いLDKをつくりたい、個室はミニマムでいい、という考え方があります。それはわたしもひとつの考え方として賛成です。でもきれいに過ごすための工夫を付け加えるようにしています。

 

例えばLDKの広さにこだわるあまり、数字上の広さにこだわるあまり、収納すら削るとか。それよりは少し狭くしてもすっきり空間を作るために、物をしまう場所や、隠せる仕組み、置く仕組みをつくったほうが、気持ちがいいと思うのです。

 

そして他にも、すっきりの工夫として、まっさらな壁が見える面をつくる。各壁際に物があるよりすがすがしいです。壁だけでなく天井も、です。

リビングのまっさらな天井がすごく気に入っています - simple life with me 固定概念にとらわれないシンプルで楽しい暮らし

 

この和室は天井はまっさらです。正面の壁もまっさらです。コンセントあるけど。。白にこだわる必要はないけれど、色味は揃えた方がすっきりします。アクセントをしたければ、天井、がオススメです。

照明は窓の上に電球1つ40ワットですが充分に明るいです。

乳白色ガラスの電球 - simple life with me 固定概念にとらわれないシンプルで楽しい暮らし

 

わたしは照明の配置とかでも面のきれいさを考えるのが好きです。インスタできれいな天井っていうタグで今までの物件たちも載せています。きれいな天井は、ほんと好き。

Aimi (@aimikkkkk) • Instagram photos and videos

 

好きなインテリアを見る時、天井にも注目してみてください。美しい空間は天井もきれいです。まんべんなくダウンライトだらけ、ではなくて、きっときれいな天井で、ダウンライトがあったとしても美しく配置されているはずです。

 

シンプルは気難しく整えてキープするのではなくて、より簡単で気持ち良く過ごせるように、って思ってます。

 

ちなみにこの和室は夜は布団を敷いて寝室です。

何もないお部屋にお布団ぽつんてしてて、お宿っぽいです。よく眠れます。まぁどこでも良く眠れるけど。

web内覧会 主寝室はとってもすっきり和室 - simple life with me 固定概念にとらわれないシンプルで楽しい暮らし

大容量の押入れが大活躍です。

お布団をしまう場所は、わたしには必須だったので。

ちなみになーにもないことが必ずしも!ともおもってなくて、好きなものとかはあっていいと思ってます。この和室の入り口の襖の枠にはお気に入りの卯三郎こけしが2人いるし、読みかけの本がやまになっておかれてることもある。

でも、好きなものだけにできるとか、すっきりできるくらいの余力がすぐわくのがいい、と思ってます。

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